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家のなかにゴミが氾濫している「ゴミ屋敷」。環境省の調査報告によると、ゴミ屋敷として認知された件数は2020年から5年間で約6,054件に上ります。
参考:令和6年度「ごみ屋敷」に関する調査報告書|環境省環境再生・資源循環局 廃棄物適正処理推進課
ゴミ屋敷居住者の多くは60代以上とされ、「親が住んでいる実家がいつの間にかゴミ屋敷になっていた」という話は決して他人事ではありません。
本記事では、実家のゴミ屋敷化にお悩みの方へ向けて、ゴミ屋敷を放置してはいけない理由やゴミ屋敷を片付ける具体的な方法を解説します。
ゴミ屋敷の片付けを専門業者に依頼する場合の費用相場や、実際の事例も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ゴミ屋敷になった実家を放置してはいけない理由

実家がゴミ屋敷となっていても「親は平気だって言うし…」「住んでいる本人が嫌がるから…」と片付けを躊躇する方も少なくないでしょう。
しかし、ゴミ屋敷を放置すると以下のような問題に発展する恐れがあります。
- ・出火や怪我のリスクが高まる
- ・親の健康を損なう恐れがある
- ・ご近所や親族とトラブルになる
- ・貴重品探しや遺品整理で困る
- ・相続のときに揉める原因になる
- ・行政代執行が実施されることがある
出火や怪我のリスクが高まる
ゴミ屋敷は生活スペースにゴミが氾濫している状態です。ストーブやタバコ、蚊取り線香といった小さな火種が、ゴミからゴミへと燃え広がって大きな火事に発展する恐れがあります。
溜まったゴミのせいで消火活動が難航しやすいのもゴミ屋敷火災の怖さ。ゴミ屋敷は放火されやすく、通常の住宅よりも火災リスクが高い環境です。実際、火元となったゴミ屋敷の鎮火に時間がかかり、周囲の建物を巻き込む大火災となった例もあります。
一度火が出ると周囲の人々も巻き込んでしまう可能性があるため、ゴミ屋敷火災の危険性や対策方法を知っておく必要があります。
以下の記事では、ゴミ屋敷から発生する火事の原因や実例について解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
関連記事:ゴミ屋敷は火事が起こりやすい!理由と原因・3つの予防法について解説
また火事以外にも、地震でゴミが崩れて下敷きになったり、台風でゴミが周囲に散乱したりといった危険が考えられます。
親の健康を損なう恐れがある
生活ゴミが溜まっているゴミ屋敷は、悪臭やカビ、害虫、害獣の発生原因となります。
放置すれば、衛生環境の悪化からゴミ屋敷に住む親の健康を損なう恐れもあるでしょう。カビやダニなどはアレルギー症状の発症や悪化の原因になるため、高齢者はとくに注意が必要です。
また、そこら中にゴミがある状態のため、親が高齢であるほど転倒リスクも高まります。
ご近所や親族とトラブルになる
ゴミが家の外に溢れるレベルになると、悪臭や景観悪化からご近所トラブルに発展しやすくなります。実際、自治体へのゴミ屋敷の相談は約88%が地域住民からであり、実家のゴミ屋敷化は身内だけの問題ではありません。
もしゴミが隣家の敷地へ溢れてしまったり、ゴミ屋敷が原因で近隣に生活被害が発生したりすると、ゴミ屋敷の所有者に対して損害賠償請求をされる懸念があります。実家に住んでいる親に責任能力がなければ、子どもも無関係ではいられないでしょう。
また「汚い実家に帰りたくない」「結婚相手や子どもを連れていきたくない」など、親戚間のトラブル要因となる例も見受けられます。
貴重品探しや遺品整理で困る
実家には親の銀行通帳や印鑑、保険証、家の権利書などの貴重品も多くあるはずです。親の入院や施設入所でそれらが必要になったとき、場所がわからないとなると親子で困ってしまいます。
また、もし実家がゴミ屋敷の状態で親が亡くなると、悲しみのなかで遺品整理とゴミ屋敷の片付けを行わなければならなくなり、遺族の精神的・肉体的負担が大きくなってしまうでしょう。
親がまだ元気なうちにゴミ屋敷の片付けを済ませておくことで、生前整理にもつながります。
以下の記事では生前整理のメリットや注意点について詳しく紹介しています。
関連記事:実家の片付けは親が元気なうちから早めに始めよう!親を説得するコツと進め方
相続のときに揉める原因になる
実家がゴミ屋敷状態のまま親が亡くなると、相続のときに揉めやすくなります。
「ゴミごと実家を壊してしまえばよい」と思うかも知れませんが、家を解体する場合は、先になかの物を処分する必要があります。家屋の解体で出るゴミとゴミ屋敷内の生活ゴミは一緒に回収してもらえません。
また、他の財産ごとゴミ屋敷を相続放棄しても、残念ながらゴミ屋敷を管理する義務は残ってしまいます。
ゴミ屋敷は、いつか誰かが片付けなくてはいけません。兄弟がいるならば、親が元気なうちに冷静に話し合っておく必要があるでしょう。
行政代執行が実施されることがある
ゴミ屋敷となった実家を長期間放置していると、火災や倒壊の危険性などが原因で、自治体による「行政代執行」が実施されるリスクがあります。
行政代執行とは、所有者や管理者が改善命令に応じない場合に、自治体が強制的に清掃や撤去作業を行う制度です。
行政代執行が行われると、片付け作業は強制的に進められるだけでなく、その費用はすべて家主に請求されます。数十万円~百万円を超えることもあり、経済的な負担が大きくなる恐れがあります。
また行政代執行が行われた場合、記録が自治体に残り、資産価値や今後の相続に影響を及ぼすことも。状況が悪化し、法的手段に発展する前に、できるだけ早く対応を検討しましょう。
行政代執行についての詳細や事例は、以下の記事で詳しく説明しています。
関連記事:ゴミ屋敷の行政代執行とは?事例・費用負担・回避する方法を解説
実家がゴミ屋敷化する原因

親が実家をゴミ屋敷にしてしまう背景には、原因が隠れていることがあります。原因を明確にせず単にゴミを片付けるだけでは、再度ゴミ屋敷化する可能性が高いでしょう。まずは実家がゴミ屋敷化した原因を突き止めて、状況に応じた対策を考えましょう。
よくあるゴミ屋敷の原因として以下があげられます。
- ・もともと片付けが苦手な性格だった
- ・体力や健康に問題がある
- ・認知症やうつを発症している
- ・そのほか心理的な要因がある
以下の記事でもゴミ屋敷の原因について、詳しく解説しています。ゴミ屋敷になる人の特徴や身内としてできることも紹介していますので、解決策を考える際の参考にしましょう。
関連記事:ゴミ屋敷を作る5つの原因を解説!住人の特徴や解決策もあわせて紹介
もともと片付けが苦手な性格だった
もともと片付けが苦手な性格だったところに、病気や怪我、配偶者との死別などが重なり、結果的にゴミ屋敷を作ってしまう場合があります。「片付けが苦手」とは、具体的には次のようなタイプです。
- ・物がない時代に育ったため、捨てることに罪悪感がある
- ・ADHDなどの特性があり、整理整頓がどうしても苦手
性格や特性が原因のため、身内が叱ったり怒ったりしたところで治るものではありません。まずは不必要な物を減らし、暮らしやすいよう生活動線を作り直す手伝いが必要です。
体力や健康に問題がある
加齢によって健康に支障があると、毎日の掃除やゴミ出しが以前より負担になるものです。
- ・掃除やゴミ捨てを行うだけの体力がない
- ・腰痛や膝痛などがあって動くのが辛い
上記のような事情があると、だんだんと片付けるのが億劫になり、次第に家のなかがゴミ屋敷化してしまいます。この場合も、まずは物を減らすのが第一です。その後、定期的な訪問や家事代行サービスなどで暮らしをサポートする必要があります。
認知症やうつを発症している
認知症やうつなどもゴミ屋敷の原因になります。
たとえば同じようなものを何度も買ってしまったり、ゴミの分別ができなくなっていたりする場合は、認知症を疑いましょう。まずは医療機関を受診することが重要です。
またストレスでうつ病を発症している場合も、自分の健康状態や生活環境に無関心になります。本人が自力で解決するのは難しいため、軽度のうちに医療機関を受診しましょう。
そのほか心理的な要因
セルフネグレクトやためこみ症などの心理的な要因でゴミ屋敷を作っていることもあります。
収集したものを勝手に捨てると過剰に怒ったり、外にあるゴミを拾ってきたりする様子が見られるなら、心理的な要因を疑ったほうがよいでしょう。片付けを進める前に、一度医療機関の受診をおすすめします。
ゴミ屋敷に住んでいない人が、ゴミ屋敷に住む人のことを理解するのは難しいかもしれません。しかし「片付けられない心理的特徴」を知っておくことは大切です。家をゴミ屋敷にしてしまった親の心理を知ることで、適切な対処法を考えられるようになります。
なおゴミ屋敷に住む人の心理的な要因については、以下の記事でも詳しく紹介しています。ゴミ屋敷になる心理を作る理由についても解説しているので、人から理解されづらい親の思いに寄り添えるようになるかもしれません。
関連記事:ゴミ屋敷になる人の心理とは?捨てられない理由と解決策を紹介
ゴミ屋敷化した実家に住む親を説得するコツ

ゴミ屋敷化の原因がわかっても、本人が納得しないまま片付けを決行すると親子関係に亀裂が入ってしまいます。状況が悪化する懸念もあるため、無理に片付けるのは要注意です。
親を説得するポイントを紹介するので、焦らず一つずつ試してみましょう。
- ・NGワードを避けて説得する
- ・親の生活が変わるタイミングを狙って説得する
- ・信頼できる親戚に説得をお願いする
- ・普段使っていない部屋の片付けから着手する
- ・どうしても説得が難しい場合は自治体を頼る
NGワードを避けて説得する
子どもからすると、育った実家がゴミ屋敷化するのはショックなものです。親に怒りも湧くでしょう。
しかし、強く責め立ててはいけません。とくに次のような言葉はNGワードです。
- ・叱責するような上から目線の言葉
- ・死や施設入居を匂わせる言葉
- ・金銭や財産に関する言葉
たとえば「このままじゃ施設に入れるよ」などの脅し文句は、親の猜疑心や警戒心を強めてしまいます。
ゴミ屋敷のリスクを説明し、子どもとして心配であること、味方であることをまずは丁寧に伝えてみましょう。
親の生活が変わるタイミングを狙って説得する
真正面から説得して上手くいくケースは多くありません。まともに取り合ってくれなかったり、怒って話し合いを拒否されたりすることのほうが多いでしょう。
ゴミ屋敷や親本人の状況によりますが、いったん引いて、親が片付ける必要性を感じるタイミングまで待つのも一つの方法です。
たとえば親が施設入居を考え出したり、訪問ヘルパーが決まったりなど、何らかの生活変化があるタイミングだと「掃除しないと困る」と納得してもらいやすくなります。
また親が足腰を悪くしたり、病気の悪化が判明したりしたタイミングも、本人の気が弱くなっているため申し出が通りやすくなります。「このままでは心配だから、安全に暮らせるよう片付けさせてほしい」と丁寧に伝えてみましょう。
信頼できる人に説得をお願いする
信頼できる親戚や親の友人に説得を協力してもらうのも有効な方法です。
親にとって我が子はいつまでも「子ども」のため、説得の言葉はどうしても生意気に聞こえます。その点、親戚のなかで親と同世代の人や、親と良好な関係を築いている人ならば、子どもから直接言われるより素直に聞いてくれる可能性があります。
普段使っていない部屋の片付けから着手する
家全体の片付けを了承させるのは難しくても、普段使っていない部屋の片付けはすんなり納得してくれる場合もあります。
そもそも親が片付けを拒否する理由の1つに、自分の大切なものを勝手に捨てられるのではという警戒心が挙げられます。そこで、まずは親の大事なものがなさそうな自分や兄弟の部屋から着手してみましょう。
そこで何も抵抗されなければ、親のパーソナルスペースから遠いところから少しずつ片付けを進めます。何度も実家を訪問することにはなりますが、親とコミュニケーションを重ねていけば、最後は家全体の片付けに納得してくれるかも知れません。
どうしても説得が難しい場合は自治体を頼る
片付けを強行すべきではないと言っても、限度があります。
- ・すでに近所から苦情が入っている
- ・認知症やうつ病などの症状が疑われる
- ・健康状態が悪化している
上記の場合は、親が抵抗していても対応を急ぐ必要があるでしょう。どうしても親族だけでの説得が難しい場合は、自治体への相談をおすすめします。
ゴミ屋敷に関する環境省の調査によると、各自治体が管轄エリアのゴミ屋敷を認識したきっかけの約14%は親族からの相談です。身内だけで解決できない例も珍しくありません。
市町村によっては、ゴミ屋敷について市民から相談が持ち込まれた際の対応ルール、通称「ゴミ屋敷条例」を定めているところもあります。実家の自治体にゴミ屋敷条例があれば、担当職員がルールに沿って訪問や指導などの対応をしてくれるはずです。
親族以外の第三者が入ることで、親も素直に話を聞いてくれるかも知れません。
また、もしゴミ屋敷条例がない市町村でも、役所の総合窓口で問い合わせれば福祉の面から何らかのサポートを受けられる可能性があります。
実家のゴミ屋敷を片付ける方法

ゴミ屋敷を片付ける了承が取れたら、親の気が変わらないうちに片付けに着手しましょう。
実家のゴミ屋敷を片付ける方法として、「自力での片付け」と「専門業者への依頼」の2つが挙げられます。
自力で片付けられるかはゴミ屋敷の状況によります。ゴミ屋敷にもレベルがあり、ゴミ袋が床に散らかっている程度から、外までゴミが溢れるくらい深刻なものまでさまざまです。下記に当てはまる、または下記よりも深刻な状況の場合は、専門業者に依頼したほうが精神的にも身体的にもおすすめです。
- ・家が一軒家またはファミリーマンションで、ほとんどの部屋にゴミが散乱している
- ・足の踏み場がなく、粗大ゴミも紛れている
- ・悪臭が漂っており、水回りも汚すぎて使えない
- ・遠方に居住しており、実家へ何度も足を運べない
下記の記事ではゴミ屋敷をレベル別に分類しています。自力で片付けられるかの目安にしましょう。
関連記事:ゴミ屋敷をレベル別に基準や片付け方法を紹介|費用目安や清掃事例も
ここでは、ゴミ屋敷化した実家を自力で片付ける場合と、専門業者に依頼する場合のそれぞれの流れを紹介します。
自力で片付ける場合
自力でゴミ屋敷を片付ける流れは、下記のとおりです。
- ゴミ屋敷の片付けに必要な道具をそろえる
- ゴミの処分方法を確認する
- 害虫・害獣の駆除を行う
- ゴミを仕分けする
- ゴミを処分する
- 清掃する
専門業者に依頼せず自力でゴミ屋敷の片付けを行う場合は、ゴミの仕分け〜集めたゴミの捨て方まで計画してから取り組みましょう。自家用車でゴミ処理センターへゴミを持ち込む場合も、地域によっては予約が必要です。
片付けは子どもや親戚だけで行わず、なるべく親と一緒に取り組むことも重要です。親にとって大切なものをうっかり捨ててしまうミスが減らせますし、親自身も片付けている実感が持ててゴミ屋敷の再発防止につながります。
自力でゴミ屋敷を片付ける手順の詳細は、以下の記事で詳しく説明しています。
関連記事:ゴミ屋敷を片付ける順番はどうすればいい?自力・業者依頼別に紹介
専門業者に依頼する場合
自力でゴミ屋敷を片付けることが困難であれば、専門業者へ依頼しましょう。
依頼をするための流れやサービス内容は、専門業者によってさまざまです。ここではゴミ屋敷片付けの専門業者であるエコーズにゴミ屋敷片付けを依頼する流れを紹介します。
- 問い合わせをする:不用品回収エコーズのフリーダイヤル、問い合わせフォーム、LINEからご連絡ください。ゴミの量や部屋の状況、希望の作業日時などをヒアリングのうえ、無料見積もりの訪問日を調整いたします。ベランダの片付けなどの場合は、写真や口頭での説明により、簡易見積もりが可能な場合もあります。
- 無料見積もりを確認する:担当スタッフが現地を訪問し、ゴミの量や搬出経路を確認のうえ、正式な見積もりをお出しします。見積もりにご納得いただけた場合は、作業日時を決定し、正式なご依頼となります。もちろん、見積もり後のキャンセルは無料です。
- 片付け作業を実施してもらう:ご指定の日時にスタッフが伺い、ゴミの仕分け・撤去・搬出作業を行います。必要に応じて養生作業や特殊清掃も対応いたします。作業には立ち会い不要なケースもありますので、ご希望があれば事前にご相談ください。
- 作業費用を支払う:作業完了後に内容をご確認いただき、現金またはクレジットカードにてご精算いただきます。クレジットカードをご希望の際は、申込み時にスタッフへお申し出ください。
このように専門業者に依頼すれば、短時間で適切にゴミ屋敷を片付けてくれます。重いタンスや冷蔵庫を持ち上げたり、腐敗した生ゴミや害虫を触ったりする必要がありません。
費用はかかりますが、効率的かつ安全にゴミ屋敷を片付けたいのであれば、専門業者への依頼がおすすめです。
実家のゴミ屋敷化の再発を防ぐ対策

せっかく片付けても、ゴミ屋敷を作ってしまった根本原因を取り除かなければ半年程度で元の状態に戻ってしまうと言われています。実家のゴミ屋敷化の再発を防ぐ対策を考えましょう。
- ・訪問回数を増やして一緒に掃除をする
- ・定期的に家事代行業者に依頼する
上記のような再発防止策を考えましょう。
訪問回数を増やして一緒に掃除をする
これは実家近くに居住している場合に限りますが、なるべく実家への訪問回数を増やして定期的に部屋を掃除しましょう。親の体力や健康面の事情でゴミ屋敷化していた場合は、誰かのサポートがないと片付いた状態を維持できません。
また、片付けやすいように家具や収納を考えるのも重要です。「ハガキや書類はこの箱に入れてね」「脱いだ服はここに溜めておいてね」と指定しておくと、散らかし防止になります。
家族と接触する機会が増えることで、親の孤独感が癒え、生活が整う可能性もあるでしょう。
家事代行業者や見守りサービスに依頼する
子どもが遠方に居住している場合、頻繁に実家への訪問ができません。そこで、家事代行業者や訪問型の高齢者見守りサービスの利用をおすすめします。
定期的に人の目が入ることで、ゴミ屋敷が再発した場合も手遅れになる前に対応できます。
実家のゴミ屋敷片付けを専門業者に依頼する費用目安

実家がゴミ屋敷化してしまった場合、家族だけでの片付けは困難なことも多く、専門業者への依頼が有効な手段です。下記に、実家のゴミ屋敷片付けを専門業者に依頼する場合の費用目安を間取りごとにまとめました。
| 間取り | 費用目安 |
| 1R・1K | 35,000円〜80,000円 |
| 1DK | 55,000円〜120,000円 |
| 1LDK・2DK | 80,000円〜140,000円 |
| 2LDK・3DK | 140,000円〜180,000円 |
| 3LDK・4DK | 180,000円〜220,000円 |
| 4LDK以上 | 220,000円〜 |
ただし上記はあくまでも目安です。実際の費用はゴミの量・種類や、搬出条件、建物の立地などによって大きく変動します。なかにはリサイクル可能な品物を買い取ってくれる専門業者もあり、実質的な費用を抑えられることも。
多くの専門業者が無料で現地見積もりを行っているため、まずは複数社に相談し、内容や価格を比較したうえで依頼先を決めることをおすすめします。
以下の記事では、費用を抑える方法や、業者選びのポイントについても詳しく紹介しています。
関連記事:ゴミ屋敷片付けの費用は?費用を抑える方法や業者を選ぶポイントも
実家のゴミ屋敷片付けを専門業者に依頼した事例
ここではゴミ屋敷片付けの専門業者であるエコーズに、ゴミ屋敷の片付けを依頼した事例を紹介します。
- ・愛知県豊田市の事例
- ・愛知県名古屋市の事例
- ・愛知県小牧市の事例
愛知県豊田市|実家の遺品整理とゴミ屋敷化した倉庫の片付け


| 作業日 | 2024年9月7日 |
| プラン・作業内容 | ・ゴミ屋敷の片付け(倉庫1棟)Sプラン
・実家の片付け(遺品整理)LLプラン以上 ・不用品買取 |
| 建物・間取り | 戸建5K+外周+倉庫(約6畳) |
| 対応人数・時間 | 6名・7時間程度 |
| 片付け金額(①) | 308,000円(税込) |
| 買取金額(②) | 8,000円:昭和レトロ家具や雑貨など |
| 合計金額(①−②) | 300,000円(税込) |
愛知県豊田市にお住まいのN様より、解体予定のご実家の遺品整理と、物置として使用していた倉庫がゴミ屋敷化してしまったため、その片付けを合わせてご依頼いただいた事例です。ご親族である程度遺品整理を進められていたとのことでしたが、使わなくなった日用品などを倉庫に詰め込んでいった結果、6畳の倉庫は足の踏み場もないゴミ屋敷状態に。屋内の遺品整理とあわせて倉庫の片付けもご希望になり、無料見積もりを経て正式にご依頼をいただきました。
当日はスタッフ6名で現場へ訪問し、屋内と倉庫・外周にチームを分け、効率的に作業を進行しました。屋内の遺品整理では、家具や電化製品、細かな日用品まで丁寧に分別・梱包・搬出。倉庫は中に入れないほど物が詰め込まれていたため、まずは一時的に屋外に出しながら空間を確保し、段ボール詰めや袋詰めを進行しました。午後には屋内の片付けが完了し、スタッフを倉庫チームに合流させて作業を加速。全体で1日をかけて無事完了しました。
作業完了後、現場をご確認いただいたN様より「とても綺麗になりましたね!倉庫は大変だったでしょう。」と労いの言葉をいただきました。
倉庫のような半屋外のスペースでも、物を過剰に詰め込み放置してしまうと、湿気によるカビや害虫の発生、悪臭の原因になりかねません。また、電気コード類やスプレー缶、可燃ごみが混在していた場合、火災のリスクも高まります。「普段使わないから」と油断しやすい倉庫こそ、定期的な整理と点検が必要です。エコーズでは屋内外を問わず、ゴミ屋敷化したスペースの片付けにも対応しております。安全で快適な生活環境づくりをお手伝いしますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。
愛知県名古屋市|実家のゴミ屋敷片付け


| 作業日 | 2024年9月29日〜5月2日 |
| プラン・作業内容 | ・ゴミ屋敷の片付け+家まるごと片付けと処分 LLプラン以上
・不用品買取 |
| 建物・間取り | 戸建て5DK+4DKと倉庫2棟とお庭 |
| 対応人数・時間 | 合計19人・4日間 |
| 片付け金額(①) | 915,000円(税込) |
| 買取金額(②) | 65,000円:エアコン2基、液晶テレビ2台、家具、雑貨など |
| 合計金額(①−②) | 850,000円(税込) |
名古屋市東区にあるW様のご実家より、不動産売却にともなう残置物の片付けとゴミ屋敷の清掃をご依頼いただいた事例です。空き家になっていた戸建2棟・倉庫2棟と庭を含め、敷地内すべてをスッキリさせる必要があるとのことで、無料見積もりを経てご契約となりました。W様は他県にお住まいのため、作業は鍵をお預かりしてスタッフがすべて対応し、最終日の確認時のみご同席いただきました。
初日は屋外の片付けから開始。プランターや納屋の廃材などを分別しながら、雨漏りや床の腐食が進んだ危険なスペースの安全対策も実施しました。2日目以降は屋内の細かな仕分けと搬出作業へ。ご両親の住まいには大量のアルバムや家財が残っており、丁寧に分別して回収しました。もう一方の建物は、ゴミ屋敷と化しており、床が見えない状態の中から生活用品や大型家具まで回収していきました。作業4日目にはエアコンの取り外しと簡易清掃まで完了し、W様にも最終確認をいただいたうえでお引渡しとなりました。
W様は、外納屋の床が腐食し抜け落ちていた箇所をご覧になり、大変驚かれていました。もしご自身たちで片付けを行っていたら、こうした危険には気づかず大きな事故につながっていたかもしれないと安堵されたようです。遠方からの依頼にも対応し、信頼して任せられたと高くご評価いただきました。
今回のように、空き家となった実家で遺品整理が途中で止まり、一部の部屋がゴミ屋敷化してしまうことは珍しくありません。物が堆積し視界を遮ることで、床の腐食や雨漏り、害虫の発生といった建物の劣化を見逃してしまいがちです。さらに、電気配線や火器類が埋もれてしまうことで火災のリスクも高まります。長期間放置されたゴミ屋敷の状態は、衛生面や安全性の観点からも深刻な問題となり、不動産の売却や賃貸にも大きな影響を与えかねません。エコーズでは、家まるごとの片付けから危険箇所の整理、安全確認まで一貫して対応可能です。空き家やゴミ屋敷の片付けでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
愛知県小牧市|ゴミ屋敷の片付けと遺品整理


| 作業日 | 2024年11月21日・22日 |
| プラン・作業内容 | ・実家の片付け(遺品整理)+ゴミ屋敷の片付け LLプラン
・一部ゴミ屋敷化した部屋の清掃 ・仏壇の運搬・性根抜き・お焚き上げ |
| 建物・間取り | エレベーターあり分譲マンション3DK |
| 対応人数・時間 | 合計8人・1.5日間 |
| 回収金額 | 400,000円(税込) |
小牧市にあるI様のご実家にて、故人であるお父様の遺品整理と仏壇の供養をご依頼いただいた事例です。お父様は生前、体調を崩されてからご自身でゴミの処分が難しくなり、キッチンと一部屋はゴミ屋敷のような状態に。I様ご家族では手が付けられず、遺品の量や状態から専門業者への依頼が必要と判断され、エコーズへご依頼をいただきました。
まずは、お仏壇の魂抜きとお焚き上げをご希望になったため、事前にお仏壇のみを運び出し、提携寺院にて供養を行いました。その後、改めて遺品整理の日にはスタッフ4名で訪問。マンションにはエレベーターがあったため、養生を施して効率的に搬出作業を実施しました。まずはI様の待機スペース確保のため寝室を整え、各部屋に分かれて仕分け・梱包を開始。キッチンと一部の部屋は生活ゴミや日用品が大量に堆積し、床が見えないほど物が溜まっていました。スタッフ2名で対応し、ゴミの分別と搬出を集中して進めました。作業後半は大型の家具・家電の運び出しや、ベッドの解体、エアコン2基の取り外し、そして全室の簡易清掃まで実施。16時半にはすべての作業が完了しました。
作業後、I様より「仕上げまでしっかりやっていただき、予定通りの時間で作業が終わり大変助かりました!スタッフさん全員が無駄な動きもなくスムーズな作業に感銘を受けました。本当にご苦労様でした!」と、大変ありがたいお言葉をいただきました。
今回のように、遺品整理を進めようと現場を訪れた際、部屋がゴミ屋敷のような状態になっていることに初めて気づくケースがあります。こうした状況で、残されたご家族が自力で片付けるのは心身ともに大きな負担です。
エコーズでは、遺品整理とあわせて、ゴミ屋敷の片付けにも対応可能です。家族の大切な思い出に寄り添いながら、安心して新たな生活を始めるお手伝いをいたします。
ゴミ屋敷化した実家の片付け・清掃を任せるならエコーズへ
この記事では実家のゴミ屋敷化にお悩みの方へ向けて、ゴミ屋敷を放置するリスクやゴミ屋敷を片付ける方法・コツなどを紹介しました。
実家がゴミ屋敷になってしまった場合、そのまま放置しているとさまざまなリスクを招いてしまいます。原因を理解し、親の気持ちに寄り添いながら少しずつ片付けを進めていくことが大切です。
ゴミ屋敷となってしまった実家を自力で片付けるとなると、遠方に居住されている方や平日働かれている方には大きな負担となります。
もし、自分ではどうしようもないとお悩みでしたら、ぜひ不用品回収エコーズにお任せください。
「部屋の一部だけ片付けたい」から「一軒家まるごと片付けたい」まで幅広く対応いたします。害虫や異臭が発生している状態でも喜んで承りますので、お気軽にご相談ください。
見積無料・明朗会計・迅速対応をお約束いたします。

















