アイコン

不用品回収・買取・引越しなど様々な情報を発信

スタッフブログ

STAFF BLOG

ホーム > スタッフブログ > 生前・遺品整理 > 名古屋で空き家を整理する方法とは?費用相場や片付け事例も紹介

名古屋で空き家を整理する方法とは?費用相場や片付け事例も紹介

2018年5月3日(更新日:2023年10月17日)

「名古屋市内で空き家を放置しているが、片付け方法がわからない」「空き家整理の費用目安や、名古屋市の空き家対策を知りたい」

このようなお悩みはありませんか?

空き家の片付けには、自力で片付ける方法と業者に依頼する方法があります。空き家の状態や費用を考慮して、最適な片付け方法を選びましょう。

今回は名古屋市における空き家の整理方法、費用目安や市の空き家対策について解説します。なお具体的な片付け事例も紹介していますので、空き家整理を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

(関連記事:空き家整理|片付けを自力で行う4ステップと業者へ依頼する判断基準

名古屋で空き家を片付ける方法

名古屋市で空き家を片づける方法は次の2種類があります。

  • ・自分でゴミを処分して片付ける
  • ・片付け業者に依頼する

自分でゴミを処分して片付ける

一つ目は自分で空き家を片付ける方法です。

ゴミにはさまざまな種類があるため、まずは分別します。その後自治体の戸別ゴミ回収を利用するか、自分で処理施設に持ち込む必要があります。また掃除に必要な道具は各自用意しましょう。

なお部屋数やゴミの量が多く、水回りが使えない空き家の場合、自力での片付けは難しいと言えます。なぜなら片付けに時間と労力がかかりすぎてしまうからです。そのようなケースは業者に依頼するのがおすすめです。

自分で片付けられる空き家の判断基準については、こちらの記事でも解説していますので、合わせてご覧ください。

メリット
  • ・片付け費用が抑えられる
  • ・マイペースで片付けられる
デメリット
  • ・手間がかかる
  • ・家の状態によっては危険がともなうことも

片付け業者に依頼する

二つ目は片付け業者に依頼する方法です。

業者に依頼する大きなメリットは、迅速に片付けられることです。片付けからゴミの運び出しまでおまかせできるため、依頼者は作業する必要がありません。

ただし作業内容や料金はさまざまですので、信頼できる業者を選ぶ必要があります。公式のウェブサイトがあるか、実績が豊富で詳しく紹介されているか、口コミが比較的良いかなどを参考にして選びましょう。

なお業者に依頼すると、自分で片付けるよりも費用はかかります。相見積もりを取るなどして、費用を抑える方法を考えましょう。

メリット
  • ・片付け作業を全て任せられる
  • ・時間と労力が節約できる
  • ・状態が良いものなら買い取ってもらえることも
デメリット
  • ・費用がかかる

名古屋市の不用品回収費用の相場

名古屋市における不用品回収の相場について紹介します。

間取り 費用相場
1K 3万〜8万円
1DK 5万〜13万円
2DK 9万〜25万円
3DK 15万〜40万円

回収費用は不用品の量、トラックの大きさ、スタッフの人数で決定します。また同じような作業でも、業者によって料金は大きく変わります。

名古屋市で空き家片付け費用を節約するコツ

業者に空き家片付けを依頼すると数万円〜かかります。ここでは少しでも節約するコツを紹介します。

  • ・相見積もりを取る
  • ・片付けられるところは自分でする
  • ・状態の良い不用品は譲渡する

相見積もりは必ず取りましょう。費用やサービスを比較することで、よりお得な料金で依頼できます。

また可能な部分は、自分で片付けることも費用節約につながります。一人で片付けが難しい場合は、身内や知り合いに手伝ってもらいましょう。

状態の良い不用品は、譲渡もおすすめです。リサイクルショップやインターネットオークションなどで売却できます。また回収業者へ依頼した場合でも、買取りを行っていれば買取価格がつくこともあります。

名古屋市で空き家を放置するデメリットとは

空き家を放置すると次のようなデメリットがあります。

  • ・倒壊や火災の恐れがある
  • ・犯罪リスクが高まる
  • ・コストがかかり続ける
  • ・「特定空き家」に認定される恐れがある

倒壊や火災の恐れがある

老朽化した空き家は長期間にわたりメンテナンスされていないため、倒壊の危険性があります。また崩れ落ちそうな壁の近くを歩いていれば、怪我につながる恐れもあります。

さらに空き家は人が住んでいないため、火事が起きてもなかなか気づけません。放火犯の標的にもなりやすく、火災が起きやすい環境です。

倒壊や火災が発生すると、近隣住民に被害を及ぼす可能性もあります。

犯罪リスクが高まる

空き家を放置すると、犯罪リスクが高まります。長期間無人の状態が続くため、犯罪のターゲットとなる可能性があるのです。

たとえば不法侵入されたり、家財が盗まれたりすることもあります。空き家が特殊詐欺や密輸された不正薬物の受け取りの場として使われることもあることも。

空き家には人がいないため、犯罪の拠点として狙われやすくなります。

コストがかかり続ける

人が住んでいなくても、空き家は以下のようなコストがかかります。

  • ・固定資産税
  • ・都市計画税
  • ・水道光熱費
  • ・火災保険料
  • ・管理費・修繕費・地代(賃貸の場合)

空き家にかかるコストは地域や建物の大きさによって異なります。また空き家の様子を定期的に見にいけば、移動費用がかかることも。遠方にあるほど、交通費やガソリン代が必要です。

また掃除や草むしりをすれば、労力と時間も発生します。このように空き家を放置すると、多くの費用がかかり続けることになります。

「特定空き家」に認定される恐れがある

家の状態が著しく悪化していると、特定空き家に認定されることがあります。

特定空き家とは以下の条件を満たした空き家のことです。

  • ・そのまま放置すれば危険となる恐れがある状態
  • ・衛生上著しく有害となる恐れがある状態
  • ・著しく景観を損なっている状態
  • ・その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態

(参照:空家等対策の推進に関する特別措置法

市町村から特定空き家に認定されると、住宅用地の課税標準の特例が適用されなくなります。最大で固定資産税は6倍に、都市計画税は3倍になることも。さらに過料の支払いや、取り壊しなどの代執行が行われる可能性もあります。

名古屋市による空き家対策

名古屋市では空き家対策を推進しています。具体的な内容は以下のとおり。

  • ・空き家に対する補助金
  • ・空き家発生を抑制するための特例措置
  • ・ふるさと納税による空き家管理サポート事業
  • ・空き家対策に関するセミナー・電話相談の実施

空き家に対する補助金

名古屋市には空き家対策として、以下の補助金を交付しています。

  • ・名古屋市空き家活用支援事業費補助金
  • ・名古屋市老朽危険空家等除却費補助金

名古屋市空き家活用支援事業費補助金

名古屋市空き家活用支援事業費補助金とは名古屋市内の空き家を有効活用し、地域の活性化を図る取り組みに対して、改修工事費の2/3(上限額 100万円)を補助する制度のことです。

対象となる事業は以下のとおり。

  • ・滞在体験施設
  • ・交流施設
  • ・体験学習施設
  • ・創作活動施設
  • ・文化施設
  • ・防災用倉庫
  • ・その他市長が認める用途

なお空き家の耐震性や安全性が確保されている、10年以上事業を継続しなければならない、などの条件を満たす必要があります。

申請する場合はまず「名古屋市スポーツ市民局 地域振興課」へ事前相談が必要です。要件に該当すれば、名古屋市が国へ個別確認し、支給を判断します。

名古屋市空き家活用支援事業補助金交付要綱はこちら

名古屋市老朽危険空家等除却費補助金

名古屋市の老朽危険空家等除却費補助金とは、安全上危険をおよぼす恐れのある空き家を、除去工事する際に利用できる補助金制度のことです。

補助金の額は「老朽危険空家等の評価」に応じて決定されます。

申請する際は「名古屋市スポーツ市民局 地域振興課」に事前相談し、職員による状況確認を受ける必要があります。申請は「老朽危険空家等の評価」が75点以上ある場合に可能です。

補助金の交付が決定する前に、業者と契約してしまうと対象外となるので、ご注意ください。なお住居以外の工場や事務所、倉庫などは対象外です。

名古屋市老朽危険空家等除却費補助金交付要綱はこちら

空き家発生を抑制するための特例措置

名古屋市では、空き家の発生を抑制するための特例措置があります。これは相続によって土地や建物を取得した場合に適用される特別控除です。

相続日から3年経った日が属する年の12月31日までに土地や建物を売却すれば、譲渡所得から最大3,000万円控除されます。

特例の対象となるには、以下の要件をすべて満たす必要があります。

  • ・昭和56年5月31日以前に建築された家屋である
  • ・区分所有建物登記されている建物ではない
  • ・相続開始直前に、被相続人以外の人が住んでいない

本来は2023年までの適用期間でしたが、2027年まで延長されることになりました。詳しくは国税庁のHPをご覧ください。

ふるさと納税による空き家管理サポート事業

名古屋市はふるさと納税の返礼品として、空き家管理サポート事業を行っています。ふるさと納税とは自治体へ寄付金を提供し、寄付金額に応じて税制の優遇を受けられる制度のこと。

空き家管理サポートの寄付金額は1万1,000円です。返礼品は公益社団法人名古屋市シルバー人材センターの会員が空き家状況を確認し、様子を報告してくれる取り組みです。

遠方の住まいや高齢などの理由で、自身で空き家管理できない方がサービスの対象です。なお名古屋市在住の方の場合、寄付金控除は受けられますが、返礼品は提供されません。

空き家対策に関するセミナー・電話相談の実施

名古屋市では空き家対策として、セミナーの実施や電話相談を行っています。セミナーの日程や内容についてはこちらのページをご覧ください。

また空き家相談も、随時受け付けています。市が実施する空き家対策に関するお問い合わせは、スポーツ市民局地域振興部地域振興課の地域コミュニティ係まで。

個別の空き家相談は、各区役所の地域力推進室で対応しています。連絡先は名古屋市のHPで案内していますので、参考にしてください。

名古屋市空き家バンクとは

空き家活用の推進対策として、名古屋市は「公益社団法人愛知県宅地建物取引業協会」と連携し「空き家バンク」を始めました。

空き家バンクとはHP上や広報誌などで物件を紹介し、賃貸や分譲を希望する空き家の持ち主と空き家を利用したい人をつなぐ取り組みのことです。

一般的な物件よりもお値打ち価格で提供されていることも多く、売りたい(貸したい)人と買いたい人のニーズが合えば、空き家の減少につなげられます。

名古屋市の空き家片付け事例

不用品回収エコーズにおける名古屋市の空き家事例を3件紹介します。具体的な費用や作業内容を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

【名古屋市名東区O様】空き家のお片付け実家じまい

作業日数 2日間
建物  2軒続きの戸建て
スタッフ  6名
回収料金 45万円

弊社リピーターのU様からの紹介で、遠方に住むO様からご依頼を受けました。

O様は遠方に住んでいるため、名古屋に来る機会が少ないそうです。そのため片付けがなかなか進まず、お困りとのこと。

無料見積もりで現地を拝見すると、建物は戸建てが2件つながったような作りで、一般的な3DK~5LDK程度の広さでした。家の中には家財や生活用品がありましたが、全て処分してほしいとのご希望です。

片付け作業と家財の量を考え、作業日数は2日必要と判断。O様にはご提案した金額にご納得いただき、正式なご契約をいただきました。

1日目は1階部分と2階の一部分を片付け、仕分けとゴミの分別を終えてから家具や家電を運び出しました。

貴重品の仕分けは、すでにO様自身で行われているとのことです。しかし弊社の方でも慎重に確認し、貴重品らしき物品が出てきた際には、その都度O様に確認を仰いで作業しました。

2日目は朝イチに伺い、前日の続きから作業を開始。ゴミや不用品を運び出したあと、電化製品を取り外し、簡易清掃をして終了です。午前中にすべての作業が完了しました。

O様からは「エコーズさんを紹介してもらえ本当に良かったです!大変な作業で本当にご苦労様」と労いとお喜びの言葉を頂戴いたしました。

詳しい内容はこちらでも紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

【名古屋市守山区G様】空き家になった実家の片付けと家財処分

作業日数  7時間
建物・間取り  一戸建て・4DK
スタッフ  4名
回収料金 25万5,000円

今回の対象物件は、依頼主であるG様の空き家になっていたご実家です。解体を控えているため、不用品を処分してほしいとのご依頼でした。

木製品は解体業者が処分することになっていたため、不用品回収の見積もりに入れないでほしいとのこと。また買取りも希望されていたので片付け費用から差し引きし、回収料金をご提案いたしました。後日G様から正式なご依頼があり、それからおよそ2週間後に作業することとなりました。

G様は作業中のお立ち会いを希望されていなかったので、終了後の確認と施錠をしていただくことに。まずは生活用品の整理からはじめ、リユース品の仕分けやゴミの分別をしていきます。

最後は家電製品や家具などの大きな品物を運び出し、簡易清掃して完了です。G様には「なんか広く感じるね。キレイにしてくれてありがとう!」と労いのお声がけをいただきました。

詳しい内容はこちらでも紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

【名古屋市熱田区I様】遺品整理に伴う家財や不用品の回収

作業日数  4時間程度
建物・間取り  集合住宅1階・2DK
スタッフ  3名
回収料金  16万5,000円

今回のご依頼は、I様のご実家の遺品整理です。I様自身で遺留品を整理されてきましたが、いずれは賃貸の解約が必要になること、お気持ちにも目処がたったとのことで弊社に遺品整理のご依頼をいただきました。

家の中を空にして、賃貸解約できる状態にするのが今回の目的です。I様には無料見積もりでご提案した金額にご納得いただき、正式なご依頼となりました。

作業当日はドアや壁を養生したあと、リユース品の仕分けやゴミの分別をしました。その後大型家具や家電製品を運び出し、エアコンを取り外します。壁の配管を通す穴にはパテを埋めて仕上げ、最後は簡易清掃して終了です。

I様には「エコーズさんはいつでも安心してお任せできるので本当に助かっています。これからも無理を言うかもしれませんがよろしくお願いします」とお喜びの言葉をいただきました。

詳しい内容はこちらでも紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

名古屋市の空き家整理はエコーズにおまかせ!

空き家は放置すればするほど老朽化が進み、片付けにより多くの手間と費用がかかります。そのほかにもさまざまなデメリットがあるため、できるだけ早く対処しましょう。

家の状態によっては片付け作業にも危険をともなうため、やはり自力での整理よりも、業者へ依頼するのがおすすめです。

手間と時間をかけない空き家整理なら、不用品回収エコーズにおまかせください。お電話またはメール一本で、迅速なお見積もりをいたします。