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人が亡くなると、ご遺族が故人の持ち物を整理したり、処分したりする「遺品整理」を行わなければなりません。
遺品整理は単なる荷物の整理ではありません。
ご遺族の気持ちの整理という大きな意味をもっています。
けれども、初めてのことで戸惑っている方も多いことでしょう。
ここでは、遺品整理を行う時期、遺品整理の具体的な流れなどについてご紹介します。
目次
1-1 名古屋でもニーズが増えている遺品整理業
1-2 名古屋で遺品整理を業者にする時の流れは?
1-3 名古屋で遺品整理を業者に依頼するメリットは?
目次
1-1 名古屋でもニーズが増えている遺品整理業
遺品整理を行うにあたって、まず最初に遺言の有無を確認する必要があります。
遺言書には法的な効力がありますから、遺品の相続方法について明示されていたら、それが優先されます。
もし、遺品の処分や相続について既に決まったあとで、遺言書が出てきたら全てやり直さなければなりません。
遺言書が無い、もしくは遺品について触れられていない場合は、ご遺族で話し合って遺品整理を進めていきます。
いつ、遺品整理を行うかですが、特に決まり事はありません。
ご遺族の状況に合わせて、葬儀が終わってひと段段落ついた時か、四十九日を目安に始める方が多いようです。
ただ、故人が賃貸の家屋に住んでいた場合は注意が必要です。
時間が経った分だけ賃貸料が発生することになりますから、早急に遺品を整理して明け渡さなければなりません。
遺族の家やトランクルームなどの一旦遺品を移動するという方法もあります。
遺品整理は、これまでご遺族の間で行われることが基本とされてきましたが、少子高齢化やライフスタイルの変化にともない、それが難しい状況となってきています。
例えば、ご遺族が遠方に住んでいて整理するのが難しい場合、同居されていたご遺族がご高齢もしくは女性であったりする場合、仕事で忙しくて整理する時間がとれない場合など、遺品整理がなかなか進まず悩んでいる方が多いのが実情です。
そこで、遺品整理そのものを専門の業者「遺品整理業者」に委託するケースが増えてきました。
名古屋エリアでも、遺品整理業者は増加傾向にあります。
もともと不用品回収業者を営んでいたのが、ノウハウを生かして遺品整理業も行っているところもあります。
そんな中で、「遺品整理士」という資格制度も導入されました。
遺品整理士資格とは、その名の通り、故人の遺品を整理する資格のことです。
その仕事は遺族と協力しながら、残された遺品を整理するだけにとどまりません。
不用品の分別、リサイクルといった知識を持ち、自治体のルールにのっとって遺品を正しく処分する役割を担っているのです。
また、遺品整理士の仕事は、遺品を扱うという性質上、単なる不用品回収とは違った高い信頼性と専門性が必要とされます。
遺品整理を業者に委託する際は、遺品整理士が在籍しているかどうかが、一つの目安になるでしょう。
1-2 名古屋で遺品整理を業者にする時の流れは?
遺産整理業者に委託した時の簡単な流れや必要な手続きを説明します。
①遺品を、形見分けのお品、供養するお品、買い取り品・廃棄物に分別
故人の住居も遺品の扱いには細心の注意が払われます。
同時に貴重品や契約書といった価値のある品の捜索も行い、貴重品などが発見された場合は、必ずご遺族(依頼主)に確認をとります。
②分別したものを搬出
供養する品・形見分け品、買い取るものを丁寧に梱包したうえで搬出します。
不要になったものは、ルールにのっとって処分します。
家電リサイクル法対象の家電製品や粗大ゴミの処分に関しては手続きが必要になりますが、業者の方で責任をもって行います。
また、形見分け品などは、ご遺族の要望に応じて御指定場所へ運搬します。
③清掃
オプションでさらに専門的なハウスクリーニングをすることも可能です。
④ご要望に応じて、提携している寺院で遺品の供養
ご指定の寺院への搬送も可能です。
また、僧侶に出張してもらい、故人の部屋の供養などをとりおこなうこともできます。
寺院への連絡などの不慣れな手続きは業者が代行するので安心です。
1-3 名古屋で遺品整理を業者に依頼するメリットは?
遺品整理を業者に依頼した場合には、どのようなメリットを得られるのでしょうか。
①遺品整理をスムーズに終えることが可能
故人が賃貸住宅に住んでいた場合、速やかに遺品整理をして部屋から退去する必要があります。
けれどもすみやかに遺品を整理するのが実際には難しい場合、業者に依頼すれば遺品整理を終えることができます。
また、遺品整理というのは、ご遺族にとって精神面でも負担となるものです。
故人へのお気持ちが強い場合には、なかなか整理が進まないこともあります。
そんな時は、割り切って専門業者に依頼することで、ご遺族の負担がかなり軽減されるでしょう。
②遺品供養や住まいの原状回復サービスなども受けられる
遺品整理をするとき、捨てるに捨てられずに処分に困ってしまうものもあります。
そういったものは供養することも選択肢の1つですが、慣れないことなので戸惑う遺族もいらっしゃいます。
供養に関しても業者に依頼することで手続きから解放されますし、供養することご遺族の気持ちに区切りもつきます。
また、場合によっては特殊な清掃を請け負ってくれるところもあります。
故人が使っていたものの整理を業者に任せることについて、抵抗を覚える方もいるかもしれませんが、遺品整理に携わる信頼のおける業者は、ご遺族と相談しながら遺品を大切に扱います。
遺品整理に悩んでいる方はまずは、問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。