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形見分けとは?|遺品整理

2017年3月25日(更新日:2023年07月07日)

ご覧いただき誠に有難うございます。名古屋愛知を中心に不用品回収・買取、遺品整理・生前整理のお仕事をさせていたぢております。不用品回収ecoos【エコーズ】です。ご葬儀の後や、遺品整理の際にでも故人様の供養をするために出来ることの一つに形見分けがあります。今回ご紹介させて頂きますのはそんな「形見分け」に関してやり方や、時期など少し詳しくご案内させて頂きたいと思います。様々ある形見分け品の中でもタンスや冷蔵庫、テレビなどの家具家電など大型なお品物や、形見分け品が大量になった場合の運搬を不用品回収ecoos【エコーズ】でも承っております。

形見分けとは?

形見分けとは、故人様が生前使用していたお品物や大切にしていたお品物を関係の深いお身内・親族や親しい友人などの分与、贈ったりすることです。故人が愛用していたお品物を受け継ぎ使うことで個人を忘れることなく思い出を偲び、分かち合うことで故人も喜んでくれるに違いないという想いから故人を供養しようという気持ちで行われるものが「形見分け」です。

遺品整理との関係は整理の際に、故人が遺したお品物の中で業者などに処分や買取してもらう品物と残して受け継ぎ使う物を仕分けする際に受け継いでいく品物を「形見分け品」というのです。

形見分けを行う時期

原則としては四十九日が過ぎ、遺品の整理を行い形見分け品として使えそうなお品物を定めるのが一般的です。四十九日法要は「忌明け」と呼ばれ故人が仏様のもとへ旅立つ為、お見送りとして形見分けをし供養するという意味が有ります。

仏教

仏式ではお葬式のあと、初七日、二七日と7日ごとに法要を行います。そして7回目の法要「四十九日」が「忌明け」となりそのあとに遺品の整理と共に形見分けを行うのが一般的です。(地域や宗派により三十五日法要を「忌明け」としている場合が有ります。)

神式

神式では、葬儀の翌日に「翌日祭」を行います。その後「十日祭」「二十日祭」と十日ごとに零細が行われます。神式での「忌明け」にあたるのは「三十日祭か五十日祭」となりますので、この時形見分けを行うのが一般的とされています。

キリスト教(カトリック)

キリスト教(カトリック)では、3日目、7日目、30日目に「追悼ミサ」を行うのが一般的ですが、キリスト教には「形見分け」という習慣がないので日本ではこの30日目の追悼ミサに形見分けを行うことが多いようです。

代表的な形見分け品

①衣類・着物

弊社が遺品整理にお伺いさせて頂く際に処分されない中で、故人様が愛用していた衣類や着物を親族で分け合われる場合をよく目にします。最近では着物などをバックやポーチなど服飾品にリメイクされる方もいらっしゃるようです。また、贈る際はクリーニングに出しでから贈るのが礼儀となります。

②時計・文具・宝石・貴金属

故人様が愛用されていたこれらのお品物は、お身内の方々で分与されることが多いですが、弊社に買取のご依頼を頂くこともございます。また、お贈りされる場合は贈与税などのが課せられる場合が有りますので高価な品物を送られる場合は注意が必要です。

形見分け品にも市場価値が認められた場合相続人には相続税、贈ってもらった受取人には贈与税が課税されます。但し、贈与税に関しては年間110円までは課税控除されます。遺品に関しては原則一旦相続人に相続されることとなります。相続というのは財産も借金もすべて引き継ぐこととなります。その為相続しない方が良い場合が有り「相続の単純承認事由」にあたる行為には注意が必要です。ただし、「形見分け」に関しては原則「相続の単純承認事由」に該当しないとされています。但しこれは形見分け品がそれほど高価なものではないという前提に基づく判断となっていますので高価なものを形見分けする場合は「該当する」と判断される場合が有ります。形見分け品を受け取る行為は原則「相続の単純承認事由」にあたりませんので断る場合も相続には影響しませんが、形見分けを受け取る人が相続人の場合はその形見分け品が相続財産の曽分と判断される場合は形見分けを拒否するために相続放棄をしなければなりません。形見分け品が相続財産の処分と判断されるか否かは市場価値が有るかどうかになります。

詳しくは専門士業の方にご相談されることをお勧めいたします。

不用品回収ecoos【エコーズ】では、万が一遺品整理の中で時計や、宝石、貴金属、現金、証券などを発見した場合はご依頼主様にご確認頂きます。再販売可能なお品物は買取も行っておりますのでお気軽にご相談ください。

また、宅配買取を実施している業者を使うという選択肢もあります。
参考サイト:ブラリバエルメスなど有名ブランドを最新相場で全国どこでも買取対応)

③家具・家電

形見分け品でも多い物が家電製品です。お身内の方のご自宅のモノより良品だったり新しい場合はお持ち帰りになられるケースが多いですが、冷蔵庫や洗濯機、エアコン、家具類などを形見分け品としてお持ち帰りになられる場合はそもそも自家用車には積載できない場合が有りますのでこういった場合は弊社に運搬と設置をご依頼頂くことがございます。もちろん形見分けとして扱わない場合は、再販売可能なお品物は家具・家電共買取査定をさせて頂きます。買取不可はもちろん処分回収のと手伝いをさせて頂くことも可能です。

④コレクション品

形見分け品の中でも故人様が生前大切に集めておられた鉄道模型やミニカー、オーディオ、カメラなど趣味が同じご親族様がいらっしゃればお持ち帰りになられることもありますが、処分されることが多いように思います。不用品回収ecoos【エコーズ】で形見分けされないこのようなお品物も買取が可能です。

⑤お写真

故人様のお写真、思い出深い写真なども形見分け品として残される方は多いです。作業前にご確認し写真が残っていたら一度確認したいとのご要望がありましたら、押し入れや、タンスの中から見つかったお写真は処分する前に必ずお依頼主様にご確認して頂きます。またご供養をご希望の場合は、お気軽にお申し付けください。

 

形見分け品として贈る場合の注意点

形見分け品は贈り物(プレゼント)ではないので包装や梱包の必要はありません。梱包する場合は、白い紙に包んで仏式の場合は「遺品」、神式は「偲ぶ草」と表に書き手渡しします。梱包して贈る場合は「形見分け品」と分かるように一筆添えるようにしましょう。また基本的に形見分けは、親から子など目上の人から目下の人へ贈られますので、立場の上、目上にあたる方に贈るのは失礼とされています。

遺品整理を行う手順についてはこちらの記事も参考にしてみてください。